抹茶碗紹介 | 前編

数ある陶芸作品の中でも、作家自身の哲学を深く映し出している「抹茶碗」。千利休によって大成された「茶の湯」の文化は、茶道具や茶室の細部にまで美意識を持ち込む総合芸術として、今でも多くの人々に影響を与えています。2 月の HULS GALLERY TOKYO  オンラインストアでは、HULS GALLERY おすすめの現代の陶芸家たちによる抹茶碗をご紹介します。

■ギャラリーからのおすすめ抹茶碗

1/三藤るい / 黒唐津茶碗(佐賀県・唐津)
価格:93,500円 サイズ:φ110 × h78(mm)

川上清美氏を師に持ちながら、独自の焼き物を追求する三藤さんの作品。深く彫られた「×」の文様が、茶碗の表情に強弱を与え、一度見たら忘れることのできない個性を見せてくれます。

2/今泉毅 / 窯変天目茶碗(埼玉県) 
価格:77,000円 サイズ:φ135 × h73(mm)

天を仰ぐように、清々しい景色を持つ今泉さんの天目茶碗。光沢ある見込みの美しさだけでなく、立ち姿にも上品さが感じられる作品です。

3/中里太亀 / 斑唐津 茶碗(佐賀県・唐津) 
価格:88,000円 サイズ:w120 × d110 × h85(mm)

佐賀県唐津で作陶を行う中里太亀さんの斑唐津の茶碗。藁灰釉を用いて生み出されるその景色は、落ち着きを持ちながらも、確かな風格を感じます。斑唐津の釉薬は、口当たり良く、日々お使いいただける茶碗です。

 

4/徳永榮二郎 / 黒有田 抹茶碗(佐賀県・有田)
価格:110,000円 サイズ:w125 × d110 × h80(mm)

有田の陶芸家・徳永榮二郎さんの代表作品である「黒有田」の抹茶碗。炭化焼成を用いて、黒の中に青き色を生み出した独自の景色。本作品は、これまでにない形にも挑んだ力作です。

5/徳永榮二郎 / 龍門白嶺 抹茶碗(佐賀県・有田)
価格:110,000円 サイズ:w163 × d120 × h80(mm)

陶芸家・徳永榮二郎さんの抹茶碗。様々な釉薬を使い、雪解け水が流れたような景色を生み出したという情景深い作品。「龍門」とは工房近くのダムの周りの岩山の名称で、その場所の雪解け水のイメージで龍門白嶺と名付けられました。

6/木村展之 / 粉青瓷 茶碗(京都)
価格:110,000円 サイズ:φ155 × h78(mm)

京都在住の陶芸家・木村展之さんの茶碗。落ち着きある青色と土色との調和が見事な作品。全体に入った貫入は眺めるほどに、新たな景色が感じられます。

HULS GALLERYでは、展示品だけでなく、別作品のお取り寄せも可能です。取扱作家の作品については、お気軽にギャラリーまでお問い合わせください。